高知県出身、東京で長く企画会社を経営してきた店主・野村佳頌さん。十代の頃から珈琲をこよなく愛し、いつか自分の店を持つことを夢見ていました。
奥様の実家がある沖縄・屋部にIターン。「義母が半世紀にわたって営んでいたお店の跡でないと、やる意味がない」――そう感じ、構想からおよそ10年、20歳の頃からこだわってきた珈琲のノウハウだけではなく、都内の珈琲アカデミーにも数年通い、知識と技術を磨きながら準備を重ねてきました。
この土地に根ざした想い。
築約70年の家屋の趣をそのままに、店内は全15席。木炭焙煎の珈琲豆を、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで。沖縄の作家が手がけたやちむんの器で、ゆっくりと過ごしていただける時間を用意しています。
今後はジャズライブや演奏会といった、地域住民同士が気軽に交流できるイベントも企画予定。珈琲一杯から始まる、隣近所の助け合い。そんな関係を、この小さな店から広げていけたら――そう願っています。